お悩み相談窓口
日々、生活を送っていると私の体っていったいどうなっているのだろう。今は痛みもなく大丈夫だけど、腰の痛みは放っておくとどうなるの??よく運動をしましょうと言われるけど筋肉って高齢者でもついてくるの??と不安を抱える方は多いと思います。そんな疑問に今回はアドバイスをしていこうと思います。
下記の質問は患者様からよく聞かれる質問を抜粋しました。
①脊柱管狭窄症ってなんで起きるの?
→不良姿勢の継続、中腰で重たい荷物を持つなど長期にわたって椎間板にストレスが加わります。よって椎間板が変性し、脊柱管が狭くなります。脊柱管を通る神経を圧迫することで太ももからふくらはぎにかけて痺れ症状が起きるのです。
②ストレッチはどのタイミングでしたらいいの?
→ストレッチをするタイミングは身体の温かい時がポイントです。例えば寒い日の外での練習前、筋肉は熱を生み出すために収縮しています。ストレッチは筋肉を伸ばすので筋肉が収縮した状態では拮抗しあいます。したがって、筋肉を緩ませた状態【ランニング(有酸素運動)後やお風呂上り】での身体の温かい時がポイントです。
③年齢を重ねても筋肉はつくのか?
→結論から言いますと、年齢を重ねても筋肉をつけることが出来ます。そもそも筋力低下はただの加齢で起きているだけではなく、トレーニング不足によって起きるとも言われています。負荷強度は大きいほど筋肉はつきやすいですが、トレーニングをやめると筋力は落ちていきます。したがって無理なく続けられる強度・頻度で行っていくことが転倒予防、歩くスピードなどの改善に繋がります。
④コルセットはずっとつけたら筋肉は落ちるの?
→長期間のコルセットの使用は、腰部筋や腹筋が弱くなります。ただし、痛みが強いにも関わらず、コルセットをつけないでいると腰痛の悪化に繋がるため痛みがあるときはコルセットを着用しましょう。
参考文献:コーチング・クリニック「柔軟性」を高めよう ベースボール・マガジン社
専門医が治す!腰痛
高齢者の筋肉と筋力トレーニング 浅川康吉