疲れやすい、体がだるい、食欲がない、微熱、手のこわばり、全身のこわばりが数週間~数ヶ月つづいて発病する場合と、朝起きたら突然、体のこわばりに気付いてベットより起きられなかったというケースまであります。関節症状の特徴は、朝のこわばりと腫れ、痛みです。圧痛を認める場合が多く1つの関節に持続性に来ます。移動性の場合はむしろ他の病気を考えた方がよいでしょう。関節の腫脹は左右対称性に出現するのが特徴で、腫れて黄色く濁った関節液が溜まってきます。
これらが進行すると、炎症の結果として関節周囲の組織の破壊、骨・軟骨の破壊、筋、腱の拘縮・断裂などによってリウマチ特有の変形が起こります。こうなる前に薬物療法で進行を止めねばなりません。リウマチは関節以外にも体の各部に病変を起こします。関節外症状と言って予後不良になる場合が多く油断できません。
リウマチは関節以外の組織にも病変を起こす全身病です。