レントゲン装置の更新(被ばくリスクが大幅に低減)
当院では、以前はCR(Computed Radiography)システムで撮影を行っていましたが、2014年7月から最新の撮影装置FPD(Flat Panel Detector:平面検出器)を導入して、 DR(Digital Radiography)システムで信頼度の高いレントゲン撮影を行っています。
CRとは
CRはイメージングプレート(Imaging Plate:IP)に照射されたX線をデジタル化し、コンピュータで撮影部位に応じた濃度とコントラストになるように処理を行うことにより、1回の撮影で診断価値の高いX線写真を得ることができます。
DRとは
DRは、基本的にはCRと同様でコンピュータを使ってX線写真を作成するシステムですが、IPの代わりにFPDというX線受信器を用います。これによって、CRに比べて画像処理時間を短くできるので、検査時間もより短縮できます。また、FPDの性能により、CRシステムの約半分のX線照射量でも高画質の診断画像を得ることができ、患者様への被ばくリスクを大幅に低減することができるようになりました。
AeroDR長尺システムの導入
以前のCRシステムでは全脊椎の撮影をするのに、分割して撮影した画像を手動でつなぎ合わせていましたが、AeroDR長尺システムの導入によりそれらを全て自動で行うことができ、検査時間の大幅な短縮、被ばくの低減、画質の向上が可能となり、脊椎側彎症などの診断能が大きく向上いたしました。