MRIについて
MRIとは |
Magnetic Resonance Imaging(磁気共鳴画像法)の略称で、強力な磁力を使用し身体の断面図を撮影する方法です。
大きな磁石の中に入り、検査を行います(当院の装置はオープン型です)。
高周波の磁場を与え、人体内の水素原子に共鳴現象を起こさせて、反応する信号を撮影し画像化します。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
全身撮影ではなく、疾患部1部位のみを撮影します。
検査時間は30分~1時間程度で、画像のブレを防ぐため、検査中は静止していただきます。
検査中は磁場の強度の変化でガンガンという大きな音がします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
MRIはレントゲン・CTとは違い、放射線を用いない検査ですので被ばくすることはありません。
レントゲンで撮影することができない、軟骨や靭帯、骨のひび、骨内の水腫及び血腫をみることができます。
疾患例)ヘルニア、靭帯損傷、半月板損傷、圧迫骨折、骨挫傷(不全骨折)等
靭帯断裂 ヘルニア 圧迫骨折 腱板断裂
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※レントゲンとは…
レントゲンとはX線を用い、骨折の有無や脱臼、椎間板の広さ、側弯などのゆがみ等、主に骨から診断できる症状の確認のために行う検査です。
X線が通過しにくい骨や心臓は白く写り、肺などの通過しやすい部分は黒く写り、形を判別します。
※CTとは…
CT検査もX線を用います。
整形外科でのCT検査は主に、レントゲンでははっきりしない関節内骨折の有無や静止ができない部位(胸部等)の骨折の場合に使用します。
寝台の上に寝ていただいた状態で、ドーム状の装置内を移動し、X線を身体の周りを回転させながら照射し撮影します。
(当院にCTはございません。必要があれば関連機関の東広島記念病院にれ検査が可能です。)
当院MRI装置の概要 |
日立オープン型MRI「AIRISⅡcomfort」
ワイドオープン型
注意事項・その他 |
●受けることができない可能性のある方
- 心臓ペースメーカー、除細動器、刺激電極、シャント、ステントのある方
- 義肢、骨折治癒用金属ボルト、プレートロットのある方
- 人工内耳、補聴器ご使用の方
- 磁力装着義眼、カラーコンタクトレンズご使用の方
- 金属加工等の勤務歴や事故等で体内(特に眼)に金属片・粉が入っている方
- 美容整形術で金糸が植え込まれている方
- 刺青(タトゥー)の入った方
- 静止できない年齢のお子様
●持ち込み不可の物
- アクセサリー、ヘアピン、ペン、小銭、磁気カード、携帯電話、時計、ライター、眼鏡、鍵、入れ歯、カイロ、湿布、エレキバン、安全ピン、金属のついた衣類や下着等。
- 日焼け止め、化粧品等は撮影部位によっては当日の使用を控えていただくことがございます。
●費用
MRIは基本的に保険適応の検査です。
当院での金額の目安は、以下の通りとなっております(検査のみの場合)。
- 1割負担:約2,000円
- 3割負担:約5,000円
- 自費:約15,000円
●脳のMRI
脳のMRIは当院では行っておりません。専門医を受診してください。
●予約制
当院のMRI検査は完全予約制となっております。
医師の指示の元、予約を取らせていただきます。
●他院に治療中でMRI検査をご希望の方
MRI検査のみを当院で行うことも可能です。
その際は、現在通院されている病院で検査のご相談をしてください。
病院から直接、当院のMRIのご予約をいただき、当日紹介状を受付までお持ちください。
【予約専用番号】0120-153-502(※医師からMRIの指示が出ている方専用の番号です。)
その他、診察予約やご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
【電話番号】082-431-3500