速くて正確なインサイドキック(1)
今回は、「速くて正確なインサイドキック」についてです。サッカーでは現在、20m~30mの距離の「正確でスピードのある」インサイドパスができなければいけないと言われています。例えば、ジェラード、シャビ、イニエスタ、メッシなどは、インサイドキックがとても正確でミスも少ないです。
ミスの少ない事はいいプレイヤーの絶対条件でもあり、そして、彼らのようにインサイドキックが速く、正確に蹴る事ができる選手には「4つの共通するポイント」があります。4つのポイントとは、「体幹部の位置・角度」、「体幹部の向き」、「足首の角度」、「軸足の膝の角度」になります。
今回は、1つ目の「体幹部の位置・角度」について紹介します。まずは体幹部の位置・角度が「地面と垂直」になっていることです。これは股関節を最大限に振るための重要なポイントです。体幹部が後傾してしまうと、お尻が落ちて脚だけが前に出てしまい、ボールに力をうまく伝えられません。
逆に前傾してしまうと足の振りが制限され、うまくインパクトできません。しかし体幹部が安定していると、スピードが上がった中でも、チャージを受けながらでも正確なキックができるようになってきます。9月では、2つ目以降を紹介したいと思います。
<参考文献>梅沢康隆:ファンタジスタの肉体改造法