寒暖差による身体の不調
気温差によって起こる様々な不調のことを寒暖差疲労といいます。
「寒暖差疲労とは」
気温差が大きいことにより、自律神経の働きが乱れ、体が疲れることをいいます。
「メカニズム」
気温の変化に伴い、体は体温を一定に保つため自律神経を働かせて皮膚の血管を流れる血液量調整したり、筋肉で熱を生み出したり、発汗して体温を下げたりします。気温差が大きいと自律神経が過剰に働き大きなエネルギーを消耗して疲労が蓄積し、様々な身体の不調をもたらします。慢性化するとわずかな気温差でも不調を感じやすくなります。
「症状」
主に次の5つの症状が、寒暖差疲労に該当します。
・肩こり、腰痛、頭痛
・めまい、不眠
・食欲不振、便秘、下痢
・イライラ、気分の変化
・冷え、浮腫み
「対策」
①身体の局所(筋肉や内臓)を温める
②散歩などの運動をする
③首肩の筋肉をストレッチする
④身体を温める食べ物を多くとる(根菜類、温かい飲み物)
⑤規則正しい生活(適度な睡眠と朝に太陽の光を浴びること)
⑥38〜41度の湯に首までつかり身体の芯まで温め、自律神経の集まっている首を温める
⑦耳をつまんで前後に回し、自律神経の働きを整える
◎対策は症状が出る前の予防にもなり、出た後のケアにもなります。寒暖差が激しい季節は事前に予防することをお勧めします。
参考文献
その疲れ、「寒暖差疲労」かも?~ 症状別の対策で、”寒暖リズム”の新習慣を ~ | ニュースリリース | 小林製薬株式会社 (kobayashi.co.jp)