医療法人社団ヤマナ会 東広島整形外科クリニック

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日常生活から作り出される猫背!!

 

 姿勢が悪いと聞いて初めに思い浮かぶのはいわゆる「猫背」のような姿勢ではないでしょうか。このホームページにおいても不良姿勢に関しては、「学術コラム」にてふれています。今回はその中でも日常生活において引き起こされてしまう、「猫背」を取り上げていきたいと思います。

 

 一般的にいわれている「猫背」は、専門的に表現すると様々な形で存在しています。(詳しくは「学術コラム」を参照してください)「猫背」つまり「背中が丸まった状態」は肩こりだけでなく、頸部、腰部など多くの関節に問題を生じる可能性があります。

 

 それでは、「猫背」はどのようにして作り出されていくのでしょうか。やはり、大きくは日常生活での姿勢にあります。いまや、中学生、高校生、はたまた小学生でも持っている人もいるスマートホン(スマホ)、携帯ゲーム。日々読んでいる、新聞や本。業務でのデスクワーク。みなさんどのような姿勢でいるでしょうか。椅子に浅く腰掛け、図1のような姿勢になってはいませんか。または、まさに「猫背」のようにうなだれていませんか(図2)。このような姿勢が日々繰り返されたらどうでしょう。容易に「猫背」は作り出されていくことは考えられると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、どのように座るのが理想的か、簡単にお話したいと思います。図3をみてください。この図は理想的な背骨の弯曲を再現している姿勢です。しかし、長時間この姿勢を維持することは簡単ではありません。そこで、図4をみてください。お尻を背もたれの限界まで深く腰掛けています。そこで軽く背もたれに寄りかかります。これにより、腰、背中がある程度支えられます。これでも背中が丸まってしまう人、もしくは後ろにスペースが空く人は、タオルを折りたたんで腰の部分に入れてください(小さいクッションでも可)。さらに、座面の高さが調節できる場合は、膝が90°に曲がる程度の高さが望ましいです。

 

 

 

 

 このように、まずは日常生活での姿勢に関する意識や環境面から整えるようにしてみたらいかがでしょうか。ほんの少しのことですが、やるのとやらないのとでは大きな差がでてくるはずです。是非、お試しください。

 また、意識や環境面を整えても一向によくならない方は、一度当院へお越しください。診察からしっかりとみさせていただきます。