医療法人社団ヤマナ会 東広島整形外科クリニック

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シンスプリント

今回は、慢性的なスポーツ障害の一つであるシンスプリントを紹介します。すねの内側が痛む障害で、特に初心者に多く、シーズンの始めや新学期に新入部員がハードなトレーニングを集中的に行った場合に頻発します。この障害は短距離や長距離ランナーに多くみられますが、他のスポーツでも土の硬い地面の上を繰り返しランニングする選手や扁平足の選手などはなりやすいといえます。

多くの場合、違和感や痛みは運動開始時に現れ、そのあと消えて運動が終了するとまた戻ってきたりします。 症状が進むにつれ、違和感は痛みに変わり段々強くなり、運動している間も持続するようになります。そして最終的には、日常生活の動作においても痛みが伴うようになってしまいます。
シンスプリントはオーバーユース(使い過ぎ)による障害なので、基本的には運動の負荷を減らすことが一番のケアになります。また、ふくらはぎを圧迫するサポーターの使用、テーピングやインソールを用いるのも治療の一つです。

自宅でできるケアとして、痛みが出ている部位に対しアイシングや足のストレッチがあげられ、特に痛みの軽減・予防を目的としたストレッチやマッサージが重要になってきます。ポイントとなる筋肉はふくらはぎ・すねの前の筋肉になります。ストレッチは他のけがの予防にもなるのでしっかりと習慣づけていきましょう。
また、予防を目的とした自宅でのトレーニング例としては、足の筋力の向上を目的としたタオルギャザーやカーフレイズなどがあげられます。

日常生活での痛みや違和感、練習を通じて痛みを感じるようであれば速やかに医師の診断を受け、ケアの指導を受けていただくことをお勧めします。